plumeのお客さまにもファンがいらっしゃる、ミナペルホネン。
最低100年続くブランドを、と立上げ25年の時を経た今。色褪せない魅力は何なのだろう。
この展示を観て少しわかったような気がします。
年代別ではなく並べられた400着。感動で震え…はしなかったけど涙がこぼれそうでした。
圧巻!
私がミナを知ったのは、百貨店勤務の時に同じ部署で取り扱っていたから。私はそのお店の担当ではなかったけど、身近で、まじまじと眺めていました。
なんて言うんだろう。
一点「これが好き」ではなくて「このテイストが好き」だったんです。トータルの世界観がかわいくて。
(帰りのお土産でマスキングテープを見ていたら、知らないうちに持ってましたw)
plumeとしてものづくりをしていて、私は自分の感覚で生地を選びます。好き・好きじゃないがハッキリしているのです。
嬉しいことにplumeのお客さまは、その私の『好き』に近い感覚の方が多いと思います。
ミナの400着を眺めていると、皆川さんの好きが溢れてるんですよね。それが伝わってきました。私は皆川さんの『好き』の感覚が割と好き。だから今日のつづく展はとても心に滲みて、余韻に浸りながら帰ってきました。
『大量に作れないけど、丁寧に、長く着られる服を作る』
生産者のことも大切にしているのを感じ、国内縫製工場の大変さを知っている身としては心が温かくなる場面もたくさんありました。
それは皆川さんのメモからも感じられる、穏やかさと自己への厳しさの表れでもあるような。
原画や制作シーン、様々な制作にまつわる断片を後ろの人にどんどん抜かされるほどにじっくりと、ゆっくりと見て…最後、冒頭の『つづく』の写真の場所に出ると、もう一周見たくなる。色々知った、違う視線で。
こうやってぐるっとつづく作りにもうため息ものでした。
東京都現代美術館で、今週末まで開催です。
興味のある方は是非。
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